相性占いとは?
相性占いは、人と人との関係性を占いを通じて読み解くものです。恋愛や結婚はもちろん、友人や家族、職場の相手との相性を知りたいときにもよく使われます。たとえば、生年月日から干支や星座を割り出し、その人の性格や傾向をもとに、相手との相性を判断します。さらに、お互いの性格や価値観、趣味なども含めて比較・分析することで、「相性がいいポイント」や「すれ違いやすい部分」などが見えてくるのが特徴です。
相性を紫微斗数で占うには?
紫微斗数による相性占いが「当たる」と言われる理由のひとつは、生年月日や出生時間、出生地といった詳細な情報を使って占う“命占”であることです。こうしたデータをもとに命盤を作成することで、一人ひとりの性格や運勢を精密に読み取ることができます。相性を見るときには、2人の命盤を比較して星や宮の関係性をチェックすることで、相手との相性や関係性の特徴が具体的に見えてきます。
相性占いが当たる理由とは?
紫微斗数で占う恋愛相性が当たっていると感じやすい理由は、卜占とは異なり対象者の生年月日、時刻、出生地などの個人の詳細な情報を使用して占う命占であることが理由の一つです。これにより、個々の人の特性や運勢をより詳細に分析することができます。相性を占う場合、二人の生年月日や時刻を比較し、それぞれの星や宮位の配置を調べることで、二人の相性や相互作用を把握することが可能です。
相性の良し悪しは何で決まる?
相性の良し悪しは、単に性格が似ているかどうかだけで決まるものではありません。たとえば、異なるタイプでもお互いの欠点を補い合える関係であれば、相性は良いといえます。反対に、似すぎていて衝突が起きやすい場合もあるため、一概には判断できません。特に大切なのは「一緒にいて心地よいかどうか」。性格、価値観、時間の過ごし方など、さまざまな観点からバランスを見ることがポイントです。
2人の相性が良いかどうかを判断する際に特に重要となるポイントを3点ご紹介します。
2人が共通の趣味や価値観を持っているか
共通点が多いと、自然と会話が弾み、一緒にいる時間が楽しくなります。価値観の近さは安心感にもつながります。
2人の性格が合っているか
性格がぴったり同じである必要はありません。違いがあっても補い合える関係性なら、むしろ相性は良いとされます。
相手と一緒にいる空間や時間が心地いいと感じるか
一緒に過ごすときにリラックスできたり、無理なく自然体でいられるかは、良い相性を示す大切なサインです。
相性が悪いと出たら、付き合うべきではない?
「相性が悪い」と占いで出ても、それだけで関係を諦める必要はありません。紫微斗数では、相性を単に「良い・悪い」で判断するのではなく、「成長を促す関係」や「学び合う関係」として捉えます。確かに衝突が起こりやすい組み合わせもありますが、だからこそ理解し合い、深いつながりになることも。占いの結果は、今後の関係をより良くしていくヒントとして活用するのがおすすめです。
紫微斗数と四柱推命では、相性の見方に違いがある?
紫微斗数と四柱推命は、どちらも東洋に古くから伝わる占術ですが、見方には違いがあります。四柱推命は主に干支や五行(木火土金水)のバランスから性格や相性を判断しますが、紫微斗数は命盤上に現れる星とその配置、12の宮(分野)の関係を重視します。そのため、同じ人を占っても、出てくるメッセージが少し異なることがあります。両方を組み合わせて見ることで、より深い理解が得られるのも魅力のひとつです。
相性を紫微斗数で占う方法とは?
紫微斗数で相性を占うには、まず占いたい2人の生年月日が必要です。より正確に鑑定するためには、生まれた年・月・日だけでなく、できれば出生時刻までわかっているのが理想的です。その情報をもとに「命盤(めいばん)」を作成し、それぞれの星や宮(人生の領域を表す区分)の配置を確認します。たとえば、お互いの宮の位置関係が良好な組み合わせであれば、相性が良いとされる傾向があります。星の配置から、お互いにどのように影響し合うかを読み取るのが、紫微斗数の相性占いの特徴です。
同じ紫府廉系の場合
お互いの命宮に入っている主星が、紫微、天府、廉貞、武曲、天相、七殺、破軍、貪狼である場合です。お互いに価値観が合って意気投合しやすいと言われています。
同じ機月系の場合
お互いの命宮に入っている主星が、天機、太陰、天同、天梁、巨門、太陽の場合、企画やイベントを一緒に楽しむことができる相性です。プロセスを重視するので、一目惚れではなく相手の人柄を重視する傾向にあります。
三合宮の場合
財帛宮・遷移宮・官禄宮を判断材料に取り入れる必要がある場合です。お互いに足りない部分を補い合える関係です。尊敬できる相手同士だと上手くいくでしょう。
違う系列の場合
歳の差や立場の違いがあると、お互いに支え合うことができるでしょう。
紫微斗数の主星同士で相性を占うには?
紫微斗数にはさまざまな相性の見方がありますが、比較的手軽に試せるのが「主星同士の相性」を見る方法です。これは、自分の命宮にある主星(メインの星)と、相手の命宮にある主星の組み合わせを見て、どのような関係になりやすいかを読み解く方法です。主星の持つ性質や傾向を比較することで、協調しやすい関係か、それとも衝突が起きやすい関係かがある程度わかります。初めて紫微斗数に触れる方にも取り入れやすい相性判断のひとつです。
紫微星 |
〇 |
天相星、天府星 |
△ |
紫微星、天機星、太陽星、武曲星、天同星、太陰星、天梁星、七殺星 |
天機星 |
〇 |
紫微星、太陽星、武曲星、天府星 |
△ |
天梁星、天機星、天同星、太陰星、天相星、巨門星 |
太陽星 |
〇 |
紫微星、天同星、天相星 |
△ |
天機星、天府星、太陰星、天梁星、武曲星、貪狼星、七殺星、破軍星 |
武曲星 |
〇 |
天府星、貪狼星、天相星 |
△ |
紫微星、天機星、太陽星、天同星、太陰星、天梁星 |
天同星 |
〇 |
紫微星、太陽星、天梁星 |
△ |
天機星、武曲星、天同星、天府星、太陰星、天相星 |
廉貞星 |
〇 |
天府星、七殺星 |
△ |
太陰星、巨門星、天相星、天梁星、廉貞星 |
天府星 |
〇 |
紫微星、太陽星、天梁星 |
△ |
天機星、武曲星、天同星、天府星、太陰星、天相星 |
太陰星 |
〇 |
太陽星 |
△ |
紫微星、天機星、武曲星、天同星、廉貞星、天府星、太陰星、貪狼星、巨門星、天相星、天梁星、七殺星、破軍星 |
貪狼星 |
〇 |
武曲星 |
△ |
貪狼星、巨門星、天相星、天梁星、七殺星、破軍星 |
巨門星 |
〇 |
紫微星、武曲星 |
△ |
天機星、太陰星、巨門星、貪狼星、天相星 |
天相星 |
〇 |
紫微星、武曲星 |
△ |
巨門星、七殺星、天機星、太陽星、天同星、天府星、太陰星、貪狼星、天梁星、破軍星 |
天梁星 |
〇 |
紫微星、太陽星、武曲星、天府星 |
△ |
天梁星、天機星、天同星、太陰星、天相星、巨門星 |
七殺星 |
〇 |
紫微星、廉貞星 |
△ |
太陽星、武曲星、天梁星、天相星 |
破軍星 |
〇 |
太陽星、天同星、天梁星 |
△ |
太陰星、天相星、貪狼星 |
紫微斗数で三角関係や複雑な恋愛も見られますか?
紫微斗数はとても精密で奥深い占術のため、三角関係や復縁、不倫といった複雑な恋愛の流れも読み解くことができます。相性を見る際は夫妻宮(結婚・パートナー運)だけでなく、子女宮や福徳宮といった他の宮もあわせて確認します。また、化禄星や化忌星などの星の動きや配置にも注目することで、心の動きや関係性の変化、相手との縁の深さなどがより具体的に見えてきます。単なる「相性の良し悪し」だけでなく、心の葛藤や感情の流れまで読み取れるのが、紫微斗数の大きな魅力です。
紫微斗数の夫妻宮ではどんな相性が占える?
紫微斗数では、夫妻宮に入っている「主星(しゅせい)」の種類によって、その人がどのような恋愛傾向を持ち、どんなパートナーと相性が良いかが見えてきます。たとえば、天同星がある人は優しく穏やかな関係を求めやすく、破軍星がある人は刺激的で自由な関係に惹かれる傾向があります。それぞれの星が持つ性格やエネルギーから、「どんな恋愛を理想とするか」「結婚後の関係がどうなるか」などを読み解くことができます。
吉星・凶星が夫妻宮に与える影響とは?
夫妻宮に入る「吉星」や「凶星」も、その人の恋愛・結婚運に大きく関わってきます。たとえば、化禄星があるとパートナーに恵まれやすく、愛情のある関係を築きやすいとされます。一方で、化忌星が入っている場合は、すれ違いや感情のぶつかり合いが起こりやすい可能性も。吉星・凶星の組み合わせや位置関係によって、関係が安定しやすいか、波乱が多くなるかなど、より細やかな相性を見ていくことができます。
紫微斗数の夫妻宮が空っぽでも相性は大丈夫?
命盤上で夫妻宮に星が入っていない、いわゆる「空宮(くうきゅう)」の場合でも、心配する必要はありません。紫微斗数では、星の有無だけでなく、他の宮との関係性や飛星(星の移動)など、さまざまな要素を総合的に見ていきます。空宮は「柔軟性」や「変化の多さ」を意味することもあり、星がない=結婚運がないということではありません。他の星や宮が補ってくれることも多く、命盤全体を見てバランスをとるのが紫微斗数の特徴です。