年末年始になるとよく話題に出てくる「十二支」。
あなたもカレンダーや年賀状などで十二支を見かけることもあるのではないでしょうか?
十二支は、古代中国で暦や日付の記録に使うために考案された、といわれており、年、月、日、時間にそれぞれ割り振られています。
また、暦には「十二支」の他に「十干」というものがあり、組み合わせによって特有の性質を持っています。
今回は十二支のうちの「丑年」について説明していきましょう。
目次
干支の由来と歴史
まず「干支」についてですが、「干支」は、紀元前の中国で暦や時間をあらわすために使われ始めたのが起源と言われています。
なお「干支」の「干」は、五行の木火土金水を陰陽で2つにわけたもの。
「甲(きのと)乙(きのえ)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)の10の要素で構成されています。
そして十二支は、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12種類の「支」で構成されています。
この「十干」と「十二支」の組み合わせで、年、月、日、時間をあらわしているのです。
牛(うし)が干支に選ばれた理由とは?
十二支の「ウシ」は、牛ではなく「丑」と書きます。
もともとは中国の『漢書』にある「紐」という字が起源。
「紐」は「ひも」を意味しており、何かを結んだりつなげたりする大切役割を示していると言われています。
そもそも十二支は動物ではなく、植物が成長していく循環の様子をあらわしていますが、「紐」は種子の中から芽や根が伸び始め、まさに表面に出てこようとしている状態を示しています。
また「ウシ」は、農作業や物を運ぶときの労働力として、昔の私たちの生活には欠かせない動物でした。
そのため働き者で従順なウシは「身近にいる縁起の良い動物」として十二支に加えられ、丑年のイメージキャラクターになったようです。
丑年にはこれまでどんなことが起こってきた?
丑年は「波乱の年」と呼ばれるそうですが、今までどんなことが起こったでしょうか?
まず1961年は、ジョン・F・ケネディの大統領就任、ガガーリン飛行士を乗せた宇宙船が地球一周に成功しました。
1973年は、オイルショックによる買い占め騒動で国中が大混乱に。
1985年は、空前のファミコンブームが巻き起こり、任天堂『スーパーマリオブラザーズ』が大ヒットするなど明るいニュースの一方で、日光ジャンボ機が群馬県の御巣鷹山に墜落するなど痛ましい事故も起こりました。
1997年は山一証券と北海道拓殖銀行が経営破たんし大きな話題に。
2009年は、民主党による「政権交代」や「裁判員制度」が開始。
こうしてみると、確かに良くも悪くも波乱が多い年ですね。
丑年生まれはどんな性格?
丑年生まれの人は、忍耐強くてマイペース。
まさに「牛」のように落ち着きがあり、どっしりとしている人が多いです。
慎重で物事をじっくりと考え、綿密な計画をたてて行動します。
新しいことを始めるのが苦手で、慣れ親しんだ環境の中で過ごすことを好みます。
そのせいか、ややスピード感に欠ける面があるのですが、一度やると決めたら黙々と努力を続けて粘り強く目標達成に向けて突き進む大器晩成型と言えるでしょう。
なお、普段は穏やかで大人しいのですが、こだわりが強く頑固な面があり、あまり融通がききません。
一度怒るとかなり執念深く怖いタイプです。
「おっとりしているから」とナメてかかると痛い目を見るので気を付けましょう。
実は東洋の伝統的な占術でも干支が使われているんです
東洋の占いというと「四柱推命」が有名ですが、四柱推命に限らず東洋占術では、五行と言われる「木火土金水を、甲(きのと)乙(きのえ)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)の陰陽二つに分けた「十干」と、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の「十二支」の組み合わせである「干支」を使用し、運勢や性格、これからの未来を占います。
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