紀元前の中国で生まれ、暦や時刻を数え示す役割を担ってきた「干支」。
古来から干支の十二支に表された動物になぞらえ、その年に生まれた人の性格や運勢を示してきました。
今回は、十二支の中でも、“躍進”、“繁殖”、さらに“深い愛情”が秘められた『戌年（いぬ年）』生まれの方について深く掘り下げていきます。
干支の由来と歴史をはじめ、『戌年（いぬ年）』生まれの方の性格や、本質的な特徴を具体的にお教えします。
目次
干支の由来と歴史
干支は、紀元前の中国で生まれ、方角や時刻、暦を数えるものとして重宝されてきました。
干支といえば、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支ですよね。
この十二支に動物が使われた由来には、諸説あります。
1つは、干支が広く使われることを考慮して、覚えやすいよう身近な動物を当てはめたという説。
他の有力な説には、「神様が誰が一番早く元旦に挨拶にくるか動物たちに競わせた」という有名な逸話が由来になっているというものがあります。
さらに十二支の他に「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十干（じっかん）という暦があり、この十二支と十干を組み合わせた60種を「干支」とされています。
犬が干支に選ばれた理由とは？
戌＝犬は、「どこへ行ってもエサをもらえる」ということから、「食べるものに困らない」という意味に転じて、豊穣の象徴として崇められてきました。
また、犬は離れていても鋭い嗅覚で元いた場所や飼い主のもとに帰ってくることから、「道に迷わない」、「無事に帰る」という意味も込められているそうです。
ほかにも犬は生涯でたくさんの子供を産み、さらにお産も軽いことから、古来より安産の象徴としても崇められており、今でも「戌の日にお参りに行くと安産になる」という言い伝えが残るほどです。
このように戌には子孫繁栄、繁殖、豊穣などの神秘的な意味が秘められており、それが十二支の1つとして選ばれた理由だと考えられています。
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戌年（いぬどし）の生まれ年は？
戌年（いぬどし）の生まれ年は、主に以下の年です。
2018年、2006年、1994年、1982年、1970年、1958年、1946年、1934年、1922年
戌年にはこれまでどんなことが起こってきた？
“成長”や“繁殖”を司る戌年には、世界的に有名な出来事や、未来に続く大きな功績が成し遂げられた出来事が起こりました。
近年で起こったことを紹介すると、まずは１９４６年。
日本の民主主義の根幹となる、日本国憲法が公布されました。
また、１９５８年には、世界に誇る日本のシンボル・東京タワーが公開されました。
同年には現天皇陛下である浩宮（ひろのみや）親王と皇后・雅子様の婚約が発表されるという、大変めでたい年となりました。
さらに１９７０年には日本の高度経済成長のピークを迎えた大阪万博の開幕、そしてアポロ13号の打ち上げも行われました。
このように、“成長”を司る戌年には世界中で大きな躍進を迎えました。
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戌年生まれはどんな性格？
戌年生まれの方は、犬のように忠誠心が強く、愛想がいい方が多いです。
一度「この人」と決めた人に一途で、誠心誠意尽くします。
人の世話が好きで、愛情深いところがあります。
真面目で正義感も強いので、大変な仕事もコツコツとこなすことができます。
また頭脳明晰で冷静に物事に対応できるので、成績も優秀です。
ゆえに上司に信頼されることが多く、大きな仕事を任されることも多いでしょう。
しかし、一方でコミュニケーションが苦手な面もあり、自分の本音を他人に伝えることに躊躇してしまいがちです。
戌年生まれの方は実直で誠実なので、そのままの心を伝えることができたら、他人と厚い信頼関係を築くことができるでしょう。
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戌年生まれの男女の特徴は？
戌年生まれの女性の特徴
戌年生まれの女性は、誠実で思いやりのある性格が特徴です。友人や家族、同僚に対して心からのサポートを提供し、信頼される存在です。彼女たちは正直で率直なコミュニケーションを好み、他人との信頼関係を築くことを大切にします。
仕事においては、責任感が強く、細部にまで気を配ることができます。チームプレイヤーとしての能力が高く、他人と協力して目標を達成することに喜びを感じます。また、問題解決においても冷静で論理的なアプローチを取るため、困難な状況でも適切な判断を下すことができます。
一方で、内向的な一面もあり、初対面の人には控えめな態度を示すことがあります。しかし、時間をかけて信頼関係を築くと、その誠実さと温かさが顕著に現れます。また、感受性が豊かで、芸術や文化に対する関心が高いことも多いです。
戌年生まれの男性の特徴
戌年生まれの男性は、忠実で信頼できる性格が特徴です。友人や家族、同僚に対して誠実であり、信頼を得ることが多いです。彼らは正義感が強く、不正や不公平に対しては強い反発心を持ちます。そのため、リーダーシップを発揮しやすく、周囲から頼りにされる存在です。
仕事においても責任感が強く、与えられた任務を最後までやり遂げる意志を持っています。集中力が高く、困難な課題に対しても冷静に対処する能力があります。また、問題解決能力に優れており、チームの中で重要な役割を果たすことが多いです。
一方で、頑固な一面もあり、自分の意見や考え方に固執することがあります。このため、他人との意見の違いから衝突が起こることもありますが、その正義感と誠実さから最終的には和解しやすいです。また、感情を抑える傾向があり、ストレスをため込みやすい面もあります。
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戌年（いぬどし）生まれの人の恋愛傾向
戌年生まれの人は、信頼を何よりも大切にします。彼らはパートナーに対して誠実であり、嘘や裏切りを嫌います。このため、恋愛関係においては非常に信頼できる存在となります。彼らはパートナーに対して深い信頼を寄せ、その信頼関係を築くことに全力を尽くします。
さらに、忍耐強く、困難な状況にも冷静に対処します。恋愛においても、パートナーとの問題や摩擦が生じた場合に、感情的にならずに冷静に話し合い、解決しようとする姿勢を持っています。彼らの忍耐強さは、長期的な関係を築く上で大きな強みとなります。
戌年（いぬどし）と恋愛相性のいい干支は？
戌年（いぬどし）と相性のいい干支は、「寅年」「午年」「卯年」とされています。それぞれの相性の特徴を見ていきましょう。
戌年（いぬどし）と寅年（とらどし）の恋愛相性
戌年生まれと寅年生まれは、非常に相性が良いとされています。両者ともに強い意志と情熱を持ち、共通の目標に向かって協力することができます。寅年生まれの人は、冒険心とリーダーシップを発揮する一方で、戌年生まれの人は誠実で忠実なサポート役となります。寅年生まれの情熱的な性格が戌年生まれの堅実さとバランスを取り、お互いに補完し合う関係を築けます。
戌年（いぬどし）と午年（うまどし）の恋愛相性
戌年生まれと午年生まれも非常に良い相性を持っています。午年生まれの人は自由を愛し、情熱的でエネルギッシュな性格を持っています。一方、戌年生まれの人は誠実で信頼性が高く、午年生まれの人に安心感を与える存在となります。両者はお互いの自由を尊重し合いながら、深い信頼関係を築くことができます。
戌年（いぬどし）と卯年（うどし）の恋愛相性
戌年生まれと卯年生まれも良好な相性を持つカップルです。卯年生まれの人は社交的で調和を大切にする性格を持っており、戌年生まれの人の誠実さと信頼性に強く惹かれます。卯年生まれの人は繊細で優しい一面を持っており、戌年生まれの人はその優しさを受け入れ、安心感を提供します。
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実は東洋の伝統的な占術でも干支が使われているんです
唐～宋の時代に中国で発祥した伝統的な占術でも干支が使われています。
それは、紫微斗数（しびとすう）という占術です。
紫微斗数では、生年月日と出生時刻から、この世に誕生した時の星の動きと十二支をリンクさせ、その人の生まれ持った気質や運を導き出します。
十二支の並び順は固定されているため、出生図である紫微斗数の命盤（四柱推命でいう命式）も固定させることができるので、正確な数字を割り出すことができます。
紫微斗数とはどんな占術？どんなことが分かる？
紫微斗数は四柱推命に並ぶ歴史的な占術です。
生年月日と出生時間、さらに出生地を元に“命盤”と呼ばれる12個の宮に入る星を割り出し、その配置によって運勢や生まれ持った気質、相性を見ることができます。
四柱推命よりも詳細な出生時の情報を元に宿命を割り出すので、より正確な鑑定が可能になります。
あらゆる側面から鑑定できるので、恋愛の悩みから仕事、金運、人生の選択など幅広い悩みに答えを出すことができます。
紫微斗数で占いたいならオススメは大串ノリコ先生！
四柱推命よりも多角的に鑑定できる紫微斗数、とても気になりますよね。
実は、紫微斗数を扱える占い師はそう多くありません。
そこでオススメなのが、紫微斗数で芸能人を次々に鑑定し、的中させてきた実力のある大串ノリコ先生です。
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